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2016年02月21日

3万年前の航海ー徹底再現プロジェクトー

3万年前の航海ー徹底再現プロジェクトー
【実験公開の航路:2016年7月与那国島→西表島、2017年7月台湾→与那国島】

国立科学博物館の海部陽介は、「日本人はどこから来たのか?」の問いに、海を渡

って、北(サハリン→北海道)、西(朝鮮半島→九州)、南(台湾→沖縄)の3ルート

の仮説を立てている。

彼を中心とするプロジェクトチームは、その3ルートの中の南ルート(台湾→沖縄)の

実験航海を今年の7月から実施する予定である。

まず、2016年7月 第1回 長距離実験航海(与那国島→西表島)

次に、2017年7月 第2回 長距離実験航海(台湾→与那国島)


このプロジェクト特別説明会が、本日(2016/02/21)、沖縄県立博物館・美術館

で開催された。

3万年前の航海の再現に使用する草船は、与那国島に自生するヒメガマという植物

を材料として、4人乗りが最適という。

竹の筏では、スピードが出ずに潮の流れに負けてしまうらしい。最大の難敵は、台湾

と与那国の間を北上する黒潮海流だ。

もう一つの難敵は、資金集め、必要資金2000万円!実現にご協力を下さい。
 
4月12日(火)までネット上で支援金を募集中【3万年前の航海 再現 検索】

 
3万年前の航海ー徹底再現プロジェクトー
    【ヒメガマという植物を材料とした4人乗りの草船】

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質疑応答での一幕

・水平線の向こうの見えない目標へ向かう航海を行った理由に、弱者が追い出されるようにして出ていったとの説があるが。

→航海できない自信がなければ行かないのではないか。帰ってこれる自信、船への自信があったのではないか。

・草船の漕ぎ手希望者は、会場だけでも数名、名乗りをあげていた。漕ぎ手は交代制でおこなうようだ。

なお、このプロジェクト関連で「日本人はどこからきたのか?」(海部陽介著 文藝春秋)も出版されている。




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