2011年02月13日
「骨の科学」ー沖縄県立博物館・美術館 博物館企画展
展示説明する沖縄県立博物館・美術館の藤田さん
骨スーツでポーズする息子(誰でも骨スーツで写真が撮れる)

上段が男性、下段が女性の骨盤 写真はこちらから転載 女性の骨盤は出産のため大きく開いている
昨日、息子と沖縄県立博物館・美術館の企画展「骨の科学」に行ってきた。
沖縄県立博物館・美術館の藤田さんから、男性と女性の骨盤の違いの説明を聞いて後、展示されているアフリカの原人(レプリカ)と初公開の南城市ガンガラ-谷で発見された縄文人(実物)の性別を判定。お子さんでも見事に正解していた。頭蓋骨による性別判定は「おでこ」(女性はおでこが出ている)などで判定できる。
脳容量1700mlのネアンデルタール人が滅んで、1400mlのホモサピエンスが今も繁栄しているが、その脳の重さの違いを体験できるコーナーもあった。
運が良ければ、開催中に化石のクリーニング作業の様子が見られるとのこと。
「骨の科学」開催期間は、3月21日まで。
シンポジウム「科学的な骨のはなし」も開催される。
深瀬均(琉球大学)「見えないものを見る-CTを使った骨の研究」
山崎剛史(山階鳥類研究所)「骨から探る島の鳥の謎-カラス骨格の島間変異」
江田真毅(鳥取大学)「骨と生体を結ぶ-アホウドリ研究の事例紹介」
日時:2月19日(土)14:00~16:00
場所:沖縄県立博物館・美術館3F講堂
定員:200名(当日先着)
入場無料
追 伸
ハイサイ人類学が、本「サキタリ洞とその隣人たちー港川人はサキタリ洞に来たのかー」になりました。
教科書に載るような発見の相次ぐサキタリ洞(南城市、玉泉洞の道向い)のこと、どのぐらいご存知ですか。
国内最古の「石器と人骨のセット」出土 2011年
世界最古の「釣り針」出土 2012年
国内最古の「貝器」出土 2014年
国内最古の「埋葬人骨」出土 2014年
サキタリ洞に関心のある方は、ぜひお読みください。
最後までお読みの方は、もれなく、「日本最古の顔」にご対面いただけます。
『最古』最高!サキタリ洞
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Posted by クワガタ at 12:41│Comments(0)
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