てぃーだブログ › ハイサイ人類学 › 沖縄人はどこから来たのか › 日本化から琉球化へ?「沖縄人はどこから来たのか どこへ行くのか」

2013年08月14日

日本化から琉球化へ?「沖縄人はどこから来たのか どこへ行くのか」

200席の会場は、年配の方々で埋め尽くされ、立ち見が出ていた。

沖縄博物館友の会主催講演会「沖縄人はどこから来たのか どこへ行くのか」が、 平成 25年8月10日(土)開催された。(講師:沖縄県立博物館・美術館館長 安里進)

 
日本化から琉球化へ?「沖縄人はどこから来たのか どこへ行くのか」 
ベルツの日本人の二重構造説:日本人を写真左の薩摩型と写真右の長州型に分けた。(裸体の写真が映しだされるとシャッターが一斉に切られた)

1 「沖縄人はどこから来たのか」  

沖縄は、喜界島(奄美大島の東)や高麗・南中国からの移住により、ヒトの形質や
文化に大きな影響を受けた。

①グスク時代以降、沖縄人の顔は日本化して扁平顔になった。(現在の沖縄人の直接の祖先は、グスク時代人と考えられている。)

日本化から琉球化へ?「沖縄人はどこから来たのか どこへ行くのか」
上の写真の立体的顔(貝塚時代人)から下の写真の扁平的顔(グスク時代人)に変わった。

②グスク文化の発祥地である喜界島から、琉球列島への集団移住によりグスク文化が波及した。

・九州から持ち込まれたムギ・アワにより農耕生産力が向上し、喜界島の人口が増加。

・人口圧により、喜界島から琉球列島に集団移住。  

・琉球列島の先住民と混血。 
 
③琉球王国の形成には、高麗・南中国人・日本人が関与した。

・浦添ようどれの高麗瓦は、高麗瓦匠によって沖縄で製作。   

・初期琉球の王族のミトコンドリアDNAは、南中国から東南アジアに多いタイプ。

・本土日本の中世人と似た特徴(長頭・面長・出っ歯)を持つ英祖王陵の頭骨。

日本化から琉球化へ?「沖縄人はどこから来たのか どこへ行くのか」
図をクリックで拡大

2 「沖縄人はどこへ行くのか」
 
沖縄は、東アジア世界と連動しながら琉球化と日本化で揺れ動いてきたが、10数年後、4回目の琉球化に向かうのか?

日本化から琉球化へ?「沖縄人はどこから来たのか どこへ行くのか」
図をクリックで拡大

最近の沖縄県内における「しまくとぅば」(琉球諸語)の復興・継承の気運は、琉球
化の兆しなのか? 琉球ルネッサンス!? 

追 伸 

教科書に載るような発見の相次ぐサキタリ洞(南城市、玉泉洞の道向い)のこと、どのぐらいご存知ですか。

国内最古の「石器と人骨のセット」出土   2011年

世界最古の「釣り針」出土 2012年

国内最古の「貝器」出土 2014年

国内最古の「埋葬人骨」出土 2014年

2018年ハイサイ人類学が、本「サキタリ洞とその隣人たちー港川人はサキタリ洞に来たのかー」になりました。

サキタリ洞に関心のある方は、ぜひお読みください。

最後までお読みの方は、もれなく、「日本最古の顔」にご対面いただけます。 

 『最』最!サキタリ

ジュンク堂(2階沖縄関係書)、球陽堂など有名書店、沖縄県立博物館・美術館【ミュージアムショップ「ゆいむい」】で好評発売中! ネットでもお買い求めいただけます。
⬆クリックしてください。
新星出版 600円(チープで、ディープです。)
日本化から琉球化へ?「沖縄人はどこから来たのか どこへ行くのか」




  



同じカテゴリー(沖縄人はどこから来たのか)の記事
3万年前の再現航海
3万年前の再現航海(2019-07-20 08:08)

最後の挑戦
最後の挑戦(2019-06-16 18:09)


 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。