てぃーだブログ › ハイサイ人類学 › 沖縄人はどこから来たのか › ついに、最終回!土肥直美の沖縄骨語り

2013年12月29日

ついに、最終回!土肥直美の沖縄骨語り

ついに、最終回!土肥直美の沖縄骨語り
《土肥直美の沖縄骨語り(20)琉球新報2013/12/25から抜粋(一部加筆)》

沖縄諸島の縄文人(貝塚時代人)は、北からやってきた本土縄文人なのだろうか。南からやってきたと思われる旧石器時代人(港川人など)の子孫たちはどうなったのだろうか。既に絶滅していたのだろうか。

生存競争に負けて駆逐されたのだろうか。確かたる証拠があるわけではないが、両者は共存し、次第に混じり合い、沖縄の貝塚文化を作っていったと考えたいところである。

写真2は頭骨を時代順に並べたものである。やはり、浦添ようどれ(グスク時代人)の特異な風貌が目を引く。

ついに、最終回!土肥直美の沖縄骨語り
1 旧石器時代人










2 縄文時代人(貝塚時代人)







3 グスク時代人





4 近世・現代人


人骨から見えてきた沖縄人の成り立ちはそれほど単純なものではなかった(図1)。

おそらく、琉球列島へのヒトの波は一度や二度ではなく、北からも南からも繰り返し
やってきたのではないだろうか。

資源の乏しい環境で3万年以上もヒトがくらし続けた島は世界的にもめずらしいと言われる。

各時代の人骨がこれほどまとまって残されている地域も少ないと思う。
 
今後とも人類史研究のフィールドとして沖縄は注目され続けていくに違いない。
 
琉球新報で連載された「土肥直美の沖縄骨語り」も最終回となった。この連載が出版されることを期待するのは、私だけではないと思う。

 その際は、土肥直美先生の著書『(初版)沖縄人はどこから来たか』(ボーダーインク)の「人間の骨格案内」(改訂版で省略)を挿入してもらいたい。

人骨入門に最適だ。

「骨格から性格がわかる!?」(誰が言ったか忘れた。)

※骨から性別を判断できることに関心のある方は、下のタグの骨盤をクリックしてこのブログの「骨の科学」へどうぞ。

追 伸 

教科書に載るような発見の相次ぐサキタリ洞のこと、どのぐらいご存知ですか。

国内最古の「石器と人骨のセット」出土 2011年

世界最古の「釣り針」出土 2012年

国内最古の「貝器」出土 2014年

国内最古の「埋葬人骨」出土 2014年

2018年ハイサイ人類学が、本「サキタリ洞とその隣人たちー港川人はサキタリ洞に来たのかー」になりました。
(「土肥直美の沖縄骨物語〈3〉は、p44に収録しています。)

サキタリ洞に関心のある方は、ぜひお読みください。

最後までお読みの方は、もれなく、「日本最古の顔」にご対面いただけます。 

 『最』最!サキタリ

ジュンク堂(2階沖縄関係書)、球陽堂など有名書店、沖縄県立博物館・美術館【ミュージアムショップ「ゆいむい」】で好評発売中! ネットでもお買い求めいただけます。
⬆クリックしてください。
新星出版 600円(チープで、ディープです。)
ついに、最終回!土肥直美の沖縄骨語り




 続きを読むあなたへお薦めの本があります。

「骨の科学」(沖縄県博平成23年度企画展図録  藤田祐樹編・著)

写真も豊富で、専門的なのにわかりやす。(沖縄県立博物館・美術館の

ミュージアムショップで販売中、600円)



同じカテゴリー(沖縄人はどこから来たのか)の記事
3万年前の再現航海
3万年前の再現航海(2019-07-20 08:08)

最後の挑戦
最後の挑戦(2019-06-16 18:09)


この記事へのコメント
琉球新報
土肥さんの記事を楽しみにしていた一人です。

ぜひ書籍化して欲しいですね
Posted by さみぃさみぃ at 2014年01月09日 22:59
さみぃさんへ

 コメントありがとうございます。
 
 『FMタマン』(ガリンペイロの「すべての若き野郎ども」応援しています。
Posted by クワガタクワガタ at 2014年01月11日 23:25
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。