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2017年08月05日

もっとも基礎的なことがもっとも役に立つ

もっとも基礎的なことがもっとも役に立つ

    【辻和希(琉球大学農学部教授 辻瑞樹)編集、海游舎】

まだ、目次しか見てないが、沖縄大学・琉球大学編がないので追補版をかくことにした。

沖縄大学編 ニセ学生は、僕だけではなかった

伊藤先生は、63歳(1993)~68歳(1998)までの5年間、沖縄大学で教鞭をとられていた。

当時、私は正式な手続きはとらずに、半学期、聴講した。(沖縄大学の関係者の皆様ごめんなさい。時効です。)

伊藤先生には、電話で聴講の許可をもらうため、職場と年齢を伝えたところ、

総合事務局の職員も聴講しているとの話が返ってきた。

講義では微積分を理解していなければついていけないこともあり、自分たちニセ学生以外は文系の学生であったはずなで、どれだけの学生が数学モデルを理解していたか気になっていたが、伊藤先生のゼミの学生が国立大学の理系の大学院に進学したという話を聞いた記憶がある。

先生の講義は、週一コマの夜間であったが、毎週楽しみにその日を待っていた。先生の講義や著作「動物の社会 社会生物学・行動生態学入門」の影響で「性淘汰」や「精子競争」に対する私の関心はより高まっていった。(よろしければ下のタグの精子競争をクリックしてください)

講義のプリントを見返すことはありませんが、20年以上たった今も大切に保管している。
 
平成10年2月12日、沖大退職記念・最終講義 「生物多様性についてー沖縄の自然保護とも関連してー」を聴講後、伊藤先生の本にサインを頂いた。

結局、これが先生の話を聞ける最後の日となった。この日からにニセ学生も姿を消した。

琉球大学編  「先生方、お食事の準備ができました」

この本の表紙の絵を見てだれも気付くことが、本文には書かれていないようだ。

伊藤先生の手は、異常に長い。先生曰く、「私の手は長い、国内の市販のワイシャツでは、袖が短いのであわない。それで、外国に行ったときにワイシャツをまとめ買いする・・・・。」

ここから本題に入る。

伊藤先生と私と友人の佐々木健志さん(伊藤先生の孫弟子とは実は知らなかった、琉大風樹館の学芸員、最近マスコミへの出演も多い。風樹館の後ろのビオトープは人気・・・・。)

この3人で、琉大の与那演習林を宿にして、ヤンバルクイナを見に行ったことが
あった。

暗くなってから、演習林から、さらに北に車を走らせた。 辺野喜ダム周辺の道路
のそばだったと思う。

佐々木さんが知っている、ヤンバルクイナの寝床のポイントの一つだったようだ。

佐々木さんが懐中電灯で照らすと、地面と平行走っている枝木に、ヤンバルクイナがじっととまっている。こんな道路のすぐそばの木に。

ヤンバルクイナに先生と自分の懐中電灯の明かりを重ねると、ヤンバルクイナは鮮やかな朱色の嘴、白と黒のコントラスで胸を覆い、朱色の脚はしっかりと枝を捉えている。

伊藤先生が「世界で一番美しい鳥だと思う。」とおっしゃたのを記憶いている。

だが、ヤンバルクイナより驚かされたのは、翌朝だった。

その日の夜は、演習林の食堂でお酒で盛り上がったと思うが、よく覚えていない。

伊藤先生は、一階の部屋で、私と佐々木さんは2階の部屋で寝たのは確かだ。

翌朝、2階の部屋の電話がなった。「おはようございます。伊藤です。先生方、お食事の準備ができました。」

二人とも慌てて、一階食堂に集合。おいしく朝食をいただいた。伊藤先生に、朝食
を作ってもらって起こされるなんて罰当たりなことだが、決して忘れらえない思い出である。

※あくまで、個人の記憶である。
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Posted by クワガタ at 21:57│Comments(0)進化生物学本の紹介
 
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