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2010年07月21日

一夫一妻はもてないオスのためにある

一夫一妻はもてないオスのためにある

 ヒトの祖先は、一夫多妻になる傾向があった。                  
 この傾向が現代人にも引き継がれている。
 ヒトが一夫多妻へ向かうのは、その意味で自然であり、社会の作り出した厳格な一夫一妻は、不自然といえる。
 一夫多妻の傾向は自然としても、一夫多妻にならなければならないということでない。
 ヒトは、自然の一員だが、自然のままでは生きづらい存在になっている。
 オオヨシキリなどの鳥は、悪いなわばりを持つオスとつがいになるより、良いなわばりを持つオスの第二夫人になった方が自分の子をより多く残せる場合には、第二夫人になることを選択することがある。                       
 一夫多妻の社会に限らず、ヒトは経済的に裕福なオスや容姿の良いオスにメスが集中する場合があるので、あぶれるのは、もてないオス。
 現在の一夫一妻は、あぶれオスを出さないようにするためにある。
 「つまらぬ男と結婚するより、一流の男の妾におなり」とは、樋田慶子さんの著書のタイトル。

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