2010年09月18日
50体以上の縄文人骨が出土ー摩文仁ハンタ原遺跡ー
土井ケ浜遺跡・人類学ミュージアム館館長の松下孝幸先生 摩文仁ハンタ原遺跡現場説明会 (2009.7.11)
暑い日だったが、強い日差しだけのせいではなかった。200人以上が現場説明会に押しかけた摩文仁ハンタ原遺跡現場説明会(2009.7.11)でのことだった。
土井ケ浜遺跡・人類学ミュージアム館(http://www.doigahama.jp/top.html)館長の松下孝幸先生から、50体以上の縄文人骨が出土したが、港川人のように抜歯痕と思われる痕跡がある人骨は、確認されていない。通常、抜歯は下顎のみで、犬歯は歯根が長いため行われない。
人骨には、縄文人の特徴である鼻根部(鼻の付け根)の凹みがある。
発掘した人骨から琉球列島におけるヒトの形質変化や日本人のルーツを考える上で貴重な情報が得られそうだ。との説明があった。
摩文仁ハンタ原遺跡の50体以上の人骨群に抜歯痕が確認されていないことから、何が読み取れるのだろうか。

Posted by クワガタ at 04:10
│港川人