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2012年10月27日

大山ノートに会う  

大山ノートに会う  
 港川人発見者の大山盛保さんのご長男の大山盛弘さん。OK運輸合資会社の社長でありながら、研究活動も続けておられる。
 平成24年10月23日(火)、日本人類学会からの大山盛保さんへの功労賞の表彰状を盛弘さんが受け取られた。


 私が、大山盛弘さんを訪ねたのは、平成23年9月10日だったが、大山ノートが公開されるまでブログでの紹介は差し控えていた。(大山盛保生誕100年記念誌 発見への情熱の図録p23・37に詳しく紹介された。)

大山ノートに会う  
1968.3.17 大山ノート

大山ノートに会う  
1968.3.27 大山ノート

 港川人の発見者の大山盛保さんのノートをご長男の大山盛弘さんのご厚意により、見せて頂いた。(平成23.9.10)
 ビニール袋にいれられた十数冊の大山ノートが目の前にあった。 
 大山ノートは、想像していたより小さな手帳だった。

3月17日  
     港川人化石発掘へ
     喜舎場、大山、二人 
    (人骨発掘・)地下12ー15米
       午后3時~午后6時30分

3月27日
     午后港川化石発掘へ
     人骨発掘、美智子、盛正
     小生3名で(地下15米)
     午后5時 

 3月17日に地下12~15米で、3月27日に地下15米で人骨が発見されたと思われる。
 この人骨が後に上部港川人と命名されることになる。 

2021年7 月 31日、大山盛弘氏が他界されました。ご冥福をお祈り申し上げます。

追 伸 

教科書に載るような発見の相次ぐサキタリ洞(南城市、玉泉洞の道向い)のこと、どのぐらいご存知ですか。

国内最古の「石器と人骨のセット」出土     2011年

世界最古の「釣り針」出土 2012年

国内最古の「貝器」出土 2014年

国内最古の「埋葬人骨」出土 2014年

2018年ハイサイ人類学が、本「サキタリ洞とその隣人たちー港川人はサキタリ洞に来たのかー」になりました。
(「大山ノートに会う」は、p69に収録しています。)

サキタリ洞に関心のある方は、ぜひお読みください。

最後までお読みの方は、もれなく、「日本最古の顔」にご対面いただけます。 

 『最』最!サキタリ

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新星出版 600円(チープで、ディープです。)
大山ノートに会う  








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Posted by クワガタ at 19:45│Comments(0)大山盛保上部港川人
 
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