2014年12月14日
国内最古の埋葬人骨?! サキタリ洞
今度は、国内最古の埋葬人骨が出土?!
サキタリ洞調査区Ⅰの2万年前の貝器が発見された地層の下にある3万年前の地層に
注目していたら・・・・。
サキタリ洞調査区ⅡのⅦ層(9千年前以前)から埋葬したと考えられる国内最古の人骨
が発見された。
サキタリ洞遺跡発掘調査見学会が、ガンガラーの谷のサキタリ洞遺跡で、平成26年
12月13日(土)・14(日)開催されている。
やはり、13日(土)の発掘調査見学会では整理券が発行され、予定より多く行われた。
沖縄県立博物館・美術館の藤田さんの説明では、
①人骨は、仰向けで、左右の肘と左肩は関節が交連(繋がった)した状態で原位置の
まま発見されおり、自然ではこのような状態にはならない。
②頭・胸・腹・右腕の位置から30㎝大の石灰岩礫が見つかっており、これらは遺体の上に置かれた可能性がある。
③下半身の骨は、堆積層が水流によって浸食されなくなっている。
④人骨の年代は、出土した地層から9千年前以前であると考えられるが、実際の年代
測定は、これからで半年後ぐらいになるのではないか。人骨または人骨周辺のカタツムリの殻・炭からの年代測定を考えている。
⑤保存状態の良い頭の骨も見つかっており、復元すれば港川人等と十分比較ができる。
⑥性別は、これから骨盤を調べて判定する。
今後の年代測定や分析で、人骨が埋葬されたもので、国内最古の墓とされるのか?
復元される顔が、サキタリ洞の隣人、港川人と似ているのか?
また、沖縄県立博物館・美術館の山崎さんの説明では、サキタリ洞調査区ⅡのⅥ層から
気になる砂岩礫の発見もあった。
サキタリ洞遺跡発掘調査見学会は、ガンガラーの谷のサキタリ洞遺跡で、本日、平成
26年12月14日(日)(11時、13時、15時)も開催、今日行かないと、見れるのは、
1年以上後の沖縄県立博物館・美術館の速報展まで待つことになるでしょう。
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Posted by クワガタ at 10:05│Comments(0)
│サキタリ洞